訪問美容を始めたきっかけ、美容師として地域の方にできること

私が訪問美容を始めようと思ったきっかけは、コロナ禍で長年勤めていたホテルが倒産したことでした。

突然、働く場所を失い、「これから自分には何ができるのだろう」「どのようにすれば人の役に立てるのだろう」と、改めて自分自身と向き合う時間が増えました。

これまで美容師として培ってきた経験を活かしながら、地域の方々のためにできることはないかと考えるようになったのです。

そんな時に思い出したのが、美容師としての経験と、父の介護をしていた頃のことでした。

父の介護を通じて、介護が必要になると、これまで当たり前のように通っていた美容室へ行くことが難しくなる現実を身近で感じました。

「髪を切りたい」「白髪を染めたい」「身だしなみを整えたい」

そう思っていても、外出が困難だったり、ご家族の送迎が必要だったりと、さまざまな理由から美容室へ行くことを諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。

また、介護をされているご家族にとっても、美容室への送迎や付き添いは大きな負担になることがあります。

しかし、髪を整えることは、単に見た目をきれいにするだけではありません。

髪が整うことで表情が明るくなり、気持ちが前向きになったり、自信を取り戻したりするきっかけにもなります。

実際に施術後、「すっきりした」「気分が明るくなった」「久しぶりに鏡を見るのが楽しみになった」と笑顔を見せてくださる方も多く、その笑顔に私自身もたくさんの元気をいただいています。

父の介護経験と美容師としての経験、この二つが重なったことで、

「美容師として地域の方のお役に立ちたい」

という想いが強くなりました。

その想いから、私は訪問美容の道を選びました。

ご自宅や介護施設、老人ホームなど、慣れ親しんだ場所で安心して美容サービスを受けていただけるよう、お一人おひとりのお身体の状態やご希望に寄り添いながら施術を行っています。

これからも、訪問美容を通して、一人でも多くの方に笑顔と元気を届けられるよう活動して参ります。

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